L −COMPmix word/影清 song&mix AVTechZO!


訳詩

無数のガラスによって分類されたこの電脳都市。
誰もが皆、自由と苦痛を抱えている。
私はそんなこの都市を見下ろしながら、自由を探して・・・
歪んだ鏡に映るもう一人のアタシ
それはまるで全てが蝶になったようなアタシ
私を手招いてるみたいに・・・
この都市の光の内側から
もう一人のアタシがまた呼んでいるの。
「アタシニツイテキテ・・・」と。

鮮明・・・
私は思春期の頃から「殻(セル)」の中で生きてきた。
そして限定された「自由」を本当の「自由」と信じていた。
でも今、私の目の前にはこの「世界」が拡がっている。
それは誰にも汚されていない「純粋な世界」
私は「本当の自由」を手に入れるコトを望んでいた。
そう、あの「蝶」のように・・・
「殻」の中のもう一人のアタシが言う
「危険な「境界線」なんて無いよ・・・」と。


この世界を飛んで・・・
この空気の中に浮かんで・・・
この世界を飛んで・・・
この空気の中に浮かんで・・・
自分自身を守るために・・・
この世界を飛んで・・・
この空気の中に浮かんで・・・
もう一度あの「蝶空」を読み込んで・・・

私は私の「殻」を壊したくて、アナタの声の中で呼吸したくて・・・
なぜ誰かが私の「自由」を侵食するの?
私は「欲する」コトを知っていた?


何が見えるの?(ルカ) 答えて
何を感じるの? 「キケンナキョウカイセンナンテナイ」
何を考えてるの? 答えて
何を受け取るの? 誰が「送り主」なの?
何が聴こえてるの? 答えて 「記憶」
何を感じるの? 「キケンナコエナンテナイ」
何を考えてるの? 答えて
そして何を手に入れて
何を失うの?(この世界の下で)

ガラスなんて無い、鏡なんて無い、ましてや「境界線」なんてモノも。
私はこの世界の中でそれらがあると思いたかっただけ。
そしてこの「殻」の中で「束縛」されていたのではなく、「束縛」されるコトを欲していただけ。
「現実」と「理想」
「本能」と「理性」
私は「アナタの中に私がいて、私の中にアナタがいる」コトに気づく。

終わらないループの中。
誰もが「自由」
全てのコトが「自由」
だからアナタと私が「二つの顔」「二つの心」を持つのも自由。
だけど私たちは同じ「識別子」
「蝶」を探して
「蝶」に手を伸ばして
鮮明な光たちが今夜も私を呼んでいる・・・


私が子供だった頃、無邪気で純粋だった。
広い草原でキレイな「蝶」を追いかけてたっけ。
薄青色の空の下で・・・
何度も何度も「蝶」に手を伸ばして・・・
「記憶」覚えている?
そこには「夢」と「現実」の「境界」なんてなくて
ただ、広い草原と薄青色の空とキレイな「蝶」と私だけがあった・・・。

意識点滅・・・意識点滅・・・意識点滅・・・

「覚醒」


今、私の目の前に確かに拡がる、ガラスによって分類されたこの電脳都市。

もし「境界線」を書くコトが「自由」ならば、それを超えるコトもまた「自由」
「決める」のも「受け入れる」のも私次第。
「殻」なんてとっくに開かれてるよ。
あの空のように
そしてあの「蝶」の「記憶」はアナタだったのね。
それはもう一人の「アタシ」・・・。
それは私が「欲する」、「自由」だった・・・。

 

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